歩き遍路時間割目安:鶴林寺~平等寺

 「1に焼山、2にお鶴、3に太龍」と昔から称されるように、徳島県の「遍路転がし」区間が3つございます。その鶴林寺、太龍寺を1日で踏破するという、「3日目に続く厳しいスケジュール」となります。特に太龍寺からのきつく長い下りで膝足を痛める方が多く、「背中の力を使って歩く・腕の力で足のブレーキをかける」事ができないとシビアな道程です。「長尺の2本杖」を強く推奨いたします。2本杖でありますと、未経験者でも踏破可能です。

 ※弊社で20,000円以上の金剛杖をお買い上げいただいた方へ、予備杖の貸し出しサービス(無料)を行っております。予備杖は、塗装の失敗した杖や売り物にならないC級品などをお貸出しさせて頂くサービスですが、強度については製品と同じものであり、実用としてははなんら影響はありませんので、3日目、6日目に歩きで挑戦される方は是非お問い合わせ下さい

<日帰り遍路の方>

 「ひなの里勝浦」に車を止めて登り始めて下さい。残念ながら、公共の交通機関を使って平等寺からひなの里勝浦まで、当日に戻る方法はありませんので、タクシーか、お知り合いの方に送迎してもらってください。

<前日宿泊の方>

 宿泊先からひなの里勝浦まで送迎してもらってください。

 遅くとも朝6時にはひなの里勝浦を出発しておいて下さい。ひなの里勝浦を出発してすぐにコンビニ(ファミリーマート)がありますので、そこでおにぎり等のお弁当を購入しておいて下さい。夏場はペットボトルも4本お忘れなく。冬場は2本維持でokです。

 分岐分岐で案内がありますので、本日はあまり道に迷う事はないと思います。写真お遍路さんの身長175cmです。いかに弊社の杖が長いかお分かりいただけますでしょうか。 この分岐で 06:15分ぐらいです

 焼山寺までの道と違い、鶴林寺までは一気に上がって行くので、短いわりにキツイ道程です。

 弊社の杖で登っております。悪路でもしっかり地面を噛みますので、安定感抜群です。それぞれ杖長150cmと170mです。(※握り手の位置を変えてあります)

 1時間少々程歩いた先に景色が開けます。鶴林寺へ参拝後、麓に見える川沿いまで下ることになります。07:15分。

 

 鶴林寺まで15分程度でしょう。

 鶴林寺7:30には到着します。納経を済ませても、納経所の開帳時間まで15分程待ちました。車で参拝されていたお遍路さんも納経所が開くまで時間待ちをされておりました。

 従いまして、鶴林寺を08時過ぎに出発する事になります。

 鶴林寺から、先ほど見えた川へ下っていきます。倒木などをうまく避けて進んでください。

歩き遍路でしか味わえない美しい道のりを味わいながら歩きます。

鶴林寺出発から1時間ほどで、先ほどの川まで降りてきました。09:10分

10:58分 太龍寺到着。太龍寺まであと●●kmとの案内看板が各所にあるのですが、なぜか残距離がカウントアップしたり、結構歩いたと思いきや500mしか進んでいない…など、看板に心を折られる事が多いです。

 納経所の前あたりにベンチが複数ありますので、そこでお昼を頂いてください。勿論靴下の交換も済ませておいてください。

 本堂から太子堂に向かう道の途中の「鶴林寺」が確認できる木枠で出来た小窓があります。あの場所から歩いてきたのか、と思うと感慨深いものがありますので是非木枠を覗いてみて下さい。

 納経が終われば、後半戦の開始です。

 その2に続きます